出玉⭐︎YUZUL

コッテリ楽曲解説

大一商会は70年の歴史を誇るパチンコ遊戯台メーカーである。代表的なヒット作には天才バカボン、中森明菜の遊戯台があり、数多くの挑戦で業界の変革にチャレンジしてきた。

彼らは〝３Cイズム〟（「Creation」「Chance」「Challenge」）という「新しいこと（創造）に、機を見て挑戦する」行動規範を持っている。

大局を見据えると言う意味の「盆先をみる経営」は創業者である市原茂氏の言葉であり、３Cイズムは業界の発展という大局を見据えて変革期を乗り越えてきたビジョンと歴史が育んだイズムである。

そんな彼らの独自性は業界の発展のためにチャレンジし続けることと、パチンコ業界での利益を社会に還元しているところにある。市原国際奨学財団での贈与型奨学金制度や、パチンコ業界初の遊戯台リコール実施など上げればきりがないが、一番は遊戯台に関する「特許」の多さにあるだろう。

パチンコ遊戯台は様々な特許を複合して作られている。特許とは全く新しい技術や発明に与えられる権利であるが、その特許の取得数が多いことすなわち、多くの遊戯台に大一商会が創造した新しい技術が使われることに繋がる。つまり、彼らの特許へのチャレンジと創造が業界の発展や面白い遊技機に触れられるパチンコユーザーの喜びに変わっているのである。

また、大一商会で働くことによって得られる人間性についても簡単に触れておきたい。特筆すべきは彼らは本気で仲間や業界の発展と成功を喜ぶことができる人間性をもっており、とにかくまずはやってみることができる素直さと、チャンスを逃さない仕事の組み立て力を業務の中で磨いている点にある。

パチンコで言うと、大当たりを引いた後に出てくる出玉を隣の人に譲るかの如く、また隣の人の大当たりを心から願い祝福できるような、そんな成功を分かち合い祝福できる人間性を彼らは持っている。

そんな彼らだからこそ、逆境で確変を引き、その出玉を隣人に譲ることで共に成功し発展を目指す道を選ぶことができるのである。

最後に少しだけ曲の話をすると、この楽曲では堅実で永続的な発展を実現している大一商会を、踏むだけではない意味が通じる固い韻とライミングで表現している。しかし、決して曲調はHIPHOPではない。彼らの根底にはパチンコは大衆娯楽であるというストリートな要素があるのは間違いない。だがしかし、本曲はあくまで魅力発掘を通じて発掘された彼らの独自性と社会への価値発揮の話である。
彼らには日々の積み重ねで成果を共に収めていける仲間がいる。そしてそれを活かし喜べる人間性も大一商会で働くことで育まれている。その上、競合すらも業界を共に発展させることができる仲間と捉えている一面すらあるように感じる。
そう、彼らは勝ち負けだけではなく、日々に価値を見出せるのである。

そんな彼らが彩る日常にある３Cイズムを日常系アニメのオープニングのような曲調で歌い上げた。
日常の中に潜む、３Cイズムと固く見事なライミングがどこにあるのか探しながら聞いて欲しい一曲である。

出玉⭐︎YUZUL

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